スラダンとの出会いは、遡ると私が中学生の頃でした。
当時バスケ部だった私は、友達に借りたSDを読みながら「これは手元に置いておかなければいけないやつだ!」と確信したのを覚えています。マッハで全巻読み切り、そのままお年玉を握りしめて本屋へ走りました。
そこからずーっと好きだったのですが、彼らをそういう目では全く見ていなくて(笑)。しかし去年の夏、自粛ムードでどこに行く気にもならなくて、暇だし久しぶりに読み直してみるか、とうっかり手に取ってしまったのが運の尽きでした。なんなんですかね、展開全部わかってるのに泣いちゃうんですよね。山王戦で、流川くんが三井さんに「そんなタマじゃねーよな」ってパス出すところが特にぶっ刺さりまして。そこからはひたすら、Pixivを漁り個人サイト様を漁り。Twitterのアカウントを作ったのもちょうどその頃なのですが、ある1114企画をきっかけに、なんで流川くんはあんなに三井さんを信頼してパスを出したんだろう? あの二人に何があったの⁉︎ と考えて書いてみたのが「青と夏」です。いいですよね、高校生……キラキラしてる。
流川くんと三井さんの未来についてこんなにも真剣に考える日々が訪れるとは思ってもいませんでした。推しは健康にいい、と聞いたことがありますが本当にその通りですね。「青と夏」は結局「巡る季節」というシリーズにしたので、二人が大人になるまでを書いていく予定です。のんびりお付き合いくださいませ。